ディカプリオはホントこういう役周りがバチッとはまる

ウルフオブウォールストリートを観た。長い映画なんだけどそんなことを感じさせないジェットコースターのような面白さがあった。スジなんてあってないようなもんで、基本金をクソ稼いだ人間のはちゃめちゃな稼ぎ方と使い方を流してるだけなんだけど、カタルシスというかなんというか、とにかく馬鹿みたいに稼げるから仕事も死ぬほどやるし、それと同じくらい遊んでるから、俺みたいに若干仕事中毒みたいになってる人間には気持ちが良い。こんだけ稼げりゃ色々キメてオーバーレブ一直線で限界まで追い込むよね。こんな風に稼げるシーンではたらいてみたいもんだわ。

真面目なやつは「この裏には騙されてる人間がいるということだから素直に楽しめるような内容ではない」なんて言うんだけど、そんなのこの映画の楽しみ方としてはナンセンスもいいところで、そんな奴は菜食主義者になればいいし一生童貞で過ごせばいい。

ちょっと元気がなくなったようなときにこそ観たい。この映画は頭の中で咀嚼して理解するような映画じゃないから何回観ても飽きない。ちょっとしゃれた刺激物くらいなもんだし、理解に務めたからってこの映画からビジネスのヒントが得られるなんてこともない。だからこそ良い。死ぬほどシンプルで豪快な成功と転落がこれでもかというくらいド派手に映しだされてるに過ぎない。

そう、後半からは一気に転落していくんだけど、前半の成功に比べて幾分スピードダウンしてしまっている。最後の方なんて、なんでこいつはこんな事をしてるんだと訝しんでしまう程で、映画としておかしなテンポになってしまっている。何故だろうと思い視聴後に調べてみたら、なんのことはないこの映画は事実を元に作られた回顧録を元に作られた映画とのことだった。最高だ。俺もこんな風に駆け巡るような生き方をしたい。安牌を探すよりも振り込んでも大丈夫なだけ稼ぎたい。世の中じゃやれブラック企業だのなんだのと、自分で自分の人生の舵取りを諦めたような奴らが他人の運転に文句を述べるのが流行ってるようだけど、そんな文句を垂れる暇があるなら自分で動けばいい、稼げばいい。そういうリスクをとらずに毎月決まった額の金を安定して得られる道を自分から選んだくせに。目をつぶってはたらくから闇が訪れるわけで、ブラック企業の黒色はお前のまぶたの色だろって言ってやりたい。

なんだ、なんでこんなトピックになったんだ。どこで話が変わった。いいや、とにかくウルフオブウォールストリート、オススメです。日常に疲れたら観ましょう。仕事したくなること請け合いです。