スカーレット・ヨハンソン is 巨大なごはんですよ

Lucy を観た。最初に断っておくと俺はスカーレット・ヨハンソンが大好きだ。脳が普段10%しか使われていないという映画の背景についてはどうでもよくて、単にスカーレット・ヨハンソンが好きだから観た。物語の最初はどうしようもないビッチでビビりまくってて「おいおい、これがヨハンソンかよ…」と戸惑ってしまうんだけど、そんな戸惑いも10分ほどで終了。よしこれぞヨハンソンと相成るわけなんだけど、そんないつもどおりのヨハンソンをよそに物語は(普段は眠ってるという設定の)脳の機能が開放されていくに連れドンドンとオカルティックな装いを強めていく。

そもそもとして「脳の機能が開放されていくに連れヨハンソンの人間性が失われていく」という設定自体が世のヨハンソンファンに向けた設定だし、我らがヨハンソンは人間の腕を逆向きに折り曲げて「なに?これだけで折れるの?Huh」と吐き捨てるようにつぶやくような冷たさの中にこそ真の輝きを見せる女優なわけなので、最終的に単なる巨大なごはんですよに変わってしまったシーンについては行き過ぎたファン心理が産んだ悲しい事故であるとは思うけど、概ねリラックスして楽しめた良い映画だと思った。

それにしたって USB はねえよ。